赤字経営の立て直しの際にすべき項目は、大きく二つです。
①財務リストラ
②事業リストラ です。
経営は簡単に言えば、入りを多くし、出を少なくすることです。①はお金の問題であり、②は数字も問題です。②は事業がうまくいっていれば数字が黒字であり、①は事業から生まれた資金の範囲で支払ができるようにすることです。
今多くの会社は、①も②もマイナスであるケースが多いです。その場合どうするか。
怪我の患者さんを例に挙げると分かりやすいと思います。怪我がひどく、出血がひどい。この場合お医者さんは何を最初にするか。まず止血をします。止血が止まらない場合や、もう既に大量の出血がしていた場合などは輸血をします。それから手術をすることになると思われます。
輸血は融資であり、止血は返済条件変更であり、手術が事業リストラということになります。融資及び条件変更が財務リストラですね。
今まで会社経営では、止血をしないで輸血をしていたことが多かったと思います。もちろん変な話ですが出血した血が再利用されて輸血に回っていた、ということもありますが。今はそんなことが許されなくなりつつあることを考えなければなりません。根本の問題は怪我をなくすことであることを忘れずに。
術の例で分かるとおり、今はまず止血することを考えなくてはなりません。金融機関さんは、怪我が直る見込みがなければ、返済条件を変更してくれない、というのが基本です。でも今は、「中小企業金融円滑化法」により、まず怪我が直るかどうかの判断は後にして、まず止血しろとのお達しが出ましたので、今は止血をしてくれます。永久にではありません。当面の間です。2~3年でしょうか。その間に怪我を直してください、ということです。本来ならば怪我を直す処方箋が最初になければならないのですが、処方箋は1年後に出せばよいことになっています。この処方箋のことを「経営改善計画書」といいます。
止血をしてもらって、処方箋が出せない、若しくは処方箋を出したけれども全くその処方箋通りに結果が伴わない、ということになりますと、大変なことになります。まず倒産を覚悟しなければなりません。したがって、条件変更は不退転の覚悟でお願いをしなければなりません。そういう意味では、経営者にとってはよい機会を与えられたということがいえます。
絶対に達成できる、達成させる「経営改善計画書」を出しませんか。これは全社一丸となって作るものです。社長だけで作るものでもありません。財務リストラ・事業リストラ、いずれも一体です。一度相談にいらしてください。具体的な方策をお示しすることができるかもしれません。
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